今年の1月,C++ の開発者である Bjarne Stroustrup 氏が,C++ の言語仕様自体に大きな仕様変更を入れることを提案しました.プログラミング言語としての「安全」を考慮した仕様変更で,特に「メモリ安全」を確保することが主な目的になるようです.
周知の通り,C++ の仕様をめぐっては,これまで何度もメモリ安全にまつわる安全性が問題になってきました.今回の提案は,それにもとづくものではあるようですが,しかし,今回の動きは,プログラミング言語をめぐる,各界の対立関係を反映したものかもしれない,とのことです.
機械学習の教科書には,機械学習における典型的な問題(分類,回帰)が紹介されていますが,具体的な応用となると,なかなか形にならないことが多いのではないかと思います.
ここでは,Google Research で説明してくださっていた,機械学習技術の適用事例を紹介します.これは,山火事が広がっている境界 (wildfire boundary) を衛星画像から追跡するシステムです.必ずしも境界を検出するために,直接機械学習技術を使っているわけではないところがポイントです.また,深層学習ではなく,典型的な CNN (畳み込みニューラルネットワーク) を利用しているところも実際的だと思います.
昨週,メジャーバージョンを 8.0 に上げてリリースされたばかりの Wine ですが,早くも最新版の 8.1 がリリースされました.
Wine は,ゲームをはじめとした Windows の実行モジュールを Linux や macOS,*BSD といった POSIX 環境で動作させることができるプログラムです.
Google が開発しているプログラミング言語 Go の最新版,Go 1.20 がリリースされました.1.19 から6ヶ月ぶりのリリースとなる Go 言語ですが,今回のアップデートでは,プロファイルガイド付き最適化(PGO; Profile Guided Optimizations) など,大きな機能が追加されています.
エンタープライズ系の基幹システムやウェブサービスのバックエンドなどで広く使われているJava言語ですが,商用ライセンスの変更により,一部ユーザの負担するライセンスコストが,大幅に増加する可能性が指摘されています.専門家によると,Java の使用にかかるライセンスコストは,これまでの2倍から3倍,大きい場合は,10倍ほどにもなると考えられるとのことです。
ソフトウェア開発において,プログラミングができることは,(基本的に)避けて通ることができないスキルです.もっとも,世の中には,たくさんのプログラミング言語があり,どれを学べばいいか迷ってしまうかもしれません.ここでは,これからプロのソフトウェア開発業界に入ろうと考えているみなさんに,うみのが,おすすめの言語をご案内します.
Microsoft が提供する高機能な IDE,Visual Studio Code は,現在,多くのソフトウェア開発者に使用されています.その特徴のひとつに,数千にものぼる,多くの拡張機能を利用できることが挙げられます.ところが,あるセキュリティ研究者は,この拡張機能が深刻なセキュリティリスクになりうると主張しています.
Linux など,POSIX 準拠の OS 上で Windows の実行ファイルを実行できる Wine の最新版 Wine 8.0 がリリースされました.メジャーバージョンが上がり,同プロジェクトにとっては大きなマイルストーンとなります.
あまり知られていませんが,GitHub はバージョン管理システムのバックエンドとして,Git の他に Subversion (SVN)もサポートしていました.2010年から現在まで,地味ながらも長らく存在したサービスですが,とうとう,お別れの時が来たようです.